ジェネリック医薬品
ABOUT GENERIC MEDICINESジェネリック医薬品とは
特許期間が過ぎた後の後発医薬品新薬と同じ有効成分、同じ治療効果です。
ジェネリック医薬品とは、新薬の特許が切れてから別メーカーで発売された後発医薬品のことを言います。
通常、治験を行う前の段階で特許の出願を行うので、その後の開発・審査に10~15年ほどかかることを差し引けば、製薬会社が実際に新薬を独占販売できる期間は5~10年ほどに過ぎないことになります。特許期間が過ぎると私たち国民の共有財産となり、同じ有効成分を使った「ジェネリック医薬品」が誕生します。
日本ジェネリック製薬協会によると日本に置けるジェネリックの浸透率は約50%(H26年10~12月期) ですが、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランス、スペインでは60%~ 80%に昇ります。
- ジェネリック医薬品は、
- 開発コストを抑えられるため、新薬よりも安価です。
- 新薬と同じ有効成分を使っており、効き目、品質、安全性が同等です。
- 製品によっては、服用しやすいよう味や形が改良されているものもあります。
ジェネリック医薬品に対する不安要素を無くし、医療費削減のため、私たちはできる限りの努力をし続けます。
- 先発医薬品を希望される場合の自己負担について
- 令和6年10月より、ジェネリック医薬品があるお薬(長期収載品)で先発医薬品の処方を希望される場合は、医療上の必要がある場合等を除き、特別料金のお支払いが必要となりました。
この機会に、後発医薬品の積極的な利用をお願いいたします。 - 特別料金の計算方法
- 先発医薬品とジェネリック医薬品の価格差の4分の1相当が特別料金です。
例えば、先発医薬品の価格が1錠100円、ジェネリック医薬品の価格が1錠60円の場合、差額の40円の4分の1である10円を、通常の自己負担額とは別にお支払いいただきます。
薬剤料以外の費用(調剤に係る費用など)はこれまでと変わりません。
※「特別の料金」は課税対象であるため、消費税分を加えてお支払いいただきます。
厚生労働省ホームページ 『後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養について』より引用
GENERIC MEDICINES Q&Aジェネリック医薬品Q&A
- どんな薬でも本当に安くなるの?
- お薬の内容によっては、稀にジェネリックよりも先発医薬品の方が安くなる場合もあります。私たちが調剤する際に気づいた場合には、ひと声かけさせていただいていますが、皆様からもぜひお声をかけて下さい。
- ひとつの新薬に対し、いくつものジェネリックがあるのはなぜ?
- 上記で述べている「ジェネリックならではの工夫」にあるように、薬の金額、添加物、大きさ、味、におい、など製薬会社によっての特徴が違う場合があります。しかし、成分、有効性、安全性、効能(一部適応症が無い事もあります)等は同じなのでご安心ください。
- なぜ薬局ではジェネリックを進めるの?
- 患者である皆様が長期間に渡って常用される薬の場合、皆様のことを考え、お薬代金を少しでも安くできるように「情報の提供とアドバイス」をさせていただいております。また、国策としての国民医療費削減のために努力をしています。